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  • 漆喰を塗る理由

    update:2024.02.18

    私が高気密、高断熱の家を初めて作った25年前は、

    今のように断熱性能の高い家づくりは少なく、

    風通しが良く通気性があり台風に強い家が主流でした。

    壁や床には断熱材が無く、大きなアルミの掃出し窓が

    沢山あり日差しを多く取り入れるので、

    夏は暑く冬は寒くて結露する家が普通の家でした。

    そんな時代に高気密、高断熱の家を造っていたので、

    周りの人達から変わった家を造りると好奇の目で見られていました。

    それでも高気密、高断熱の家を造ることは省エネにつながり、

    社会の為にも役立つことだと信じて取り組んでいました。

    令和の現在でいえばSDGsの先駆けのようだったかもしれません。

    そんな中で今思えば間違えだったことがあります。

    それは初期の家づくりの時、内装をビニールクロスと床に合板フロアを

    使用していた事です。

    当時、シックハウス症候群という言葉が出てきて24時間換気が義務化

    する前でしたので、全館給排システムを取付れば大丈夫だという言葉を

    鵜呑みにして工業化製品を多用していました。

    省エネに関しては光熱費が安くなったりと良い事ばかりでしたが、

    健康面から言えば良かったかどうか疑問が残ります。

    性能の高い家は隙間を少なくして断熱材を厚くしますので、

    室内の密閉性は高くなります。

    当然室内の空気は24時間給排気システムで入替しますが、

    元々の室内環境が良い事に越したことはありません。

    特に壁にはウイルスや化学物質を浄化してくれる素材を使用

    した方が良いと思います。

    私は25年の間、シラス壁や珪藻土壁など色々な素材を使用してきましたが、

    調湿効果や浄化作用を総合的に検討して現在の漆喰塗にたどり着きました。

    国の補助金や政策の影響もあり、

    ここ数年で日本の家づくりも変化してきました。

    多くの住宅会社や工務店が高気密、高断熱の家の性能を宣伝していますが、

    家の中の空気について明確に伝えているところは殆どありません。

    空気は目に見えませんのでVOC検査をしない限り分かりません。

    健康の為には漆喰や無垢材など身体に害のない素材を選ぶことが大切です。

    家の内装の見た目やかっこ良さも家づくりで重要なところになりますが、

    まずは家に住む人の健康を考えてみらては如何でしょうか。

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